Scheduling (スケジュール機能)

SchedulingLWEB-900 Schedulingスケジュールに従って適切な時刻にデータポイントの値を変更することをスケジューリングといいます。スケジュールには、週間スケジュール、例 外日(休日等)、特定期間(休暇等)があります。スケジューリング機能はLOYTECデバイス上でローカルに実行され、イネーブルデータポイントに より有効/無効を切り替えることができます。

スケジューリング機能をサポートしている全てのLOYTECデバイスは、バッテリーバッファによるリアルタイムクロック(RTC)を内蔵しています。

スケジューリング機能により、バイナリデータポイントの状態を変更したり、アナログデータポイントの値を変更したりできます。これは、通信プロ トコル(CEA-709、BACnet、DALI、M Bus、Modbus、KNX等)やL-IOB I/Oモジュールの物理的なデータポイントとは関係なく行われます。 汎用トレンドログや汎用警報と同様に、CEA-709またはBACnetのどちらのオブジェクトでもない、汎用スケジューラーも作成できます。これは、 特定プロトコルに限定しないアプリケーションを作成するときに便利です。汎用スケジューラーは、どのプロトコルでも、どのデータポイントでも 好きなように書き込むことができ、LWEB-900のみで構成されている場合には最適なソリューションです。

BACnetインターフェースを持つLOYTECデバイスでは、BACnet標準のScheduleオブジェクトとCalendarオブジェクトを使用してスケジュールを マッピングします。BACnetのScheduleオブジェクトは、スケジュールごとに作成されます。BACnetのCalendarオブジェクトは、例外日を定義する ために使用されます。BACnetのScheduleオブジェクトで一度にスケジューリングできるのは、(マルチステート、アナログ、バイナリの)1つの値 だけです。複数の値や複数のデータタイプを同時にスケジューリングすることはできません。クライアントマッピング機能を使用してリモートの Scheduleオブジェクトにアクセスできるため、サードパーティ製デバイスのスケジュールを読み取り、変更することができます。

LonMarkシステム(CEA-709)用のLOYTECデバイスでは、LonMarkの標準オブジェクトを通してCEA-709のスケジューラーやカレンダーに対応 します。CEA-709のスケジュールでは、(場合によっては異なるデータタイプの)複数のデータポイントを設定し、複数の値を一度にスケジューリ ングすることができます。

スケジュールは、LOYTECデバイス上で自律的に実行されます。スケジュールおよびスケジューリングされた値は、LWEB-900、LWEB-802/803 、L-VISタッチパネルで、または、各デバイスに搭載されたWebサーバを使用したデバイスのWebインターフェースで表示、設定できます。各デバ イスに設定されているスケジュールは、LWEB-900ビル管理システムで管理できます。LWEB-900では、スケジュールのグループ化や階層化等、 効率的にスケジュールを設定ができます。